鍼理論国家試験問題 第1章 鍼の基礎 問題1 1寸6分の3番鍼の太さと長さとの組合せで正しいのはどれか。  1.0.17mm ーー 50mm  2.0.20mm ーー 50mm  3.0.17mm ーー 60mm  4.0.20mm ーー 60mm  (解答2)  (第8回 問題143) 問題2 毫鍼の規格で正しい組合せはどれか。  1.2寸・5番鍼 ーー 70mm24号鍼  2.1寸6分・1番鍼 ーー 50mm15号鍼  3.1寸3分・2番鍼 ーー 40mm16号鍼  4.1寸・3番鍼 ーー 30mm20号鍼  (解答4)  (第21回 問題141) 問題3 2番鍼の太さはどれか。  1.0.14mm  2.0.16mm  3.0.18mm  4.0.20mm  (解答3)  (第27回 問題141) 問題4 毫鍼について誤っているのはどれか。  1.鍼体長は鍼根から鍼尖までをいう。  2.3番鍼は20号鍼である。  3.1寸3分の鍼体長は50mmである。  4.鍼尖の形状に松葉型がある。  (解答3)  (第23回 問題141) 問題5 毫鍼について誤っているのはどれか。  1.5番鍼の鍼体径は0.26mmである。  2.2寸の鍼体長は60mmである。  3.鍼尖の形状の一つに卵型がある。  4.鍼体長は鍼尖から鍼根までをいう。  (解答1)  (第28回 問題141) 問題6 金鍼の特徴はどれか。  1.弾力性が小さい。  2.通電に適する。  3.刺入痛が出やすい。  4.酸化しにくい。  (解答4)  (第9回 問題141) 問題7 ステンレス鍼の特徴はどれか。  1.刺入痛が少ない。  2.曲がりやすい。  3.酸化しやすい。  4.低周波鍼通電療法に適する。  (解答4)  (第25回 問題141) 問題8 低周波鍼通電療法で通常、電極として用いる鍼はどれか。  1.金鍼  2.銀鍼  3.ステンレス鍼  4.絶縁鍼  (解答3)  (第2回 問題149) 問題9 打鍼法で使用する鍼の鍼尖の形状はどれか。  1.スリオロシ形  2.ノゲ形  3.松葉形  4.卵形  (解答1)  (第3回 問題149) 問題10 撚鍼法に適した鍼尖の形状はどれか。  1.卵形  2.柳葉形  3.ノゲ形  4.スリオロシ形  (解答2)  (第6回 問題143) 問題11 撚鍼法に適した鍼尖の形状はどれか。  1.柳葉形  2.卵形  3.ノゲ形  4.松葉形  (解答1)  (第18回 問題144) 問題12 管鍼法に適した鍼尖の形状はどれか。  1.松葉形  2.卵形  3.ノゲ形  4.スリオロシ形  (解答1)  (第10回 問題143) 問題13 管鍼法に最も適した鍼尖の形状はどれか。  1.ノゲ形  2.松葉形  3.スリオロシ形  4.卵形  (解答2)  (第17回 問題142) 問題14 撚鍼法での刺入時に抵抗感が最も強い鍼尖の形状はどれか。  1.卵型  2.ノゲ型  3.柳葉型  4.松葉型  (解答 1)  (第24回 問題141) 問題15 小児鍼のうち接触鍼と摩擦鍼の両刺激を与えるのに最も適した鍼はどれか。  1.集毛鍼  2.ウサギ鍼  3.振子鍼  4.いちょう鍼  (解答4)  (第19回 問題143) 問題16 現在の小児鍼で接触鍼および摩擦鍼として用いるのはどれか。  1.いちょう鍼  2.ウサギ鍼  3.振子鍼  4.ローラー鍼  (解答1)  (第25回 問題144) 問題17 古代九鍼の用法のうち摩擦や圧迫を目的とした鍼はどれか。  1.鍼  2.鋒鍼  3.鍼  4.毫鍼  (解答1)  (第2回 問題141) 問題18 古代九鍼の中で小児鍼のもとになったのはどれか。  1.大鍼  2.円鍼  3.鍼  4.毫鍼  (解答2)  (第14回 問題144) 問題19 古代九鍼の鋒鍼と同じ目的の鍼はどれか。  1.皮内鍼  2.小児鍼  3.三稜鍼  4.円皮鍼  (解答3)  (第4回 問題143) 問題20 古代九鍼で皮膚切開などに用いられたのはどれか。  1.鍼  2.円鍼  3.毫鍼  4.鍼  (解答4)  (第5回 問題144) 問題21 古代九鍼で関節水腫の排液に用いられたのはどれか。  1.長鍼  2.大鍼  3.鋒鍼  4.鍼  (解答2)  (第22回 問題141) 問題22 小児鍼に相当する古代九鍼はどれか。  1.鋒鍼  2.円鍼  3.員利鍼  4.毫鍼  (解答2)  (第7回 問題141) 問題23 次の古代九鍼のうち皮膚を切開するのはどれか。  1.毫鍼  2.長鍼  3.大鍼  4.鍼  (解答4)  (第8回 問題141) 問題24 現行の鍼で古代九鍼と同名のものはどれか。  1.毫鍼  2.三稜鍼  3.円皮鍼  4.皮内鍼  (解答1)  (第9回 問題144) 問題25 古代九鍼のうち皮膚刺激を目的とするのはどれか。  1.円鍼  2.員利鍼  3.毫鍼  4.鋒鍼  (解答1)  (第11回 問題141) 問題26 古代九鍼のうち圧迫を目的とするのはどれか。  1.員利鍼  2.鍼  3.毫鍼  4.鋒鍼  (解答2)  (第17回 問題143) 問題27 三稜鍼に相当する古代九鍼はどれか。  1.大鍼  2.員鍼  3.員利鍼  4.鋒鍼  (解答4)  (第19回 問題141) 問題28 運動中も継続して刺激ができるのはどれか。  1.ローラー鍼  2.円皮鍼  3.灸頭鍼  4.鍼  (解答2)  (第15回 問題143) 問題29 小児鍼として使用しないのはどれか。  1.いちょう鍼  2.車鍼  3.鋒鍼  4.鍼  (解答3)  (第13回 問題142) 問題30 正しい組み合わせはどれか。  1.五臓に応ずる刺法 ーー 短刺  2.杉山流管鍼法 ーー 随鍼術  3.十二節に応ずる刺法 ーー 遠道刺  4.九変に応ずる刺法 ーー 直鍼刺  (解答2)  (第1回 問題146) 問題31 最も古くからある鍼法はどれか。  1.撚鍼法  2.打鍼法  3.管鍼法  4.皮内鍼法  (解答1)  (第8回 問題142) 問題32 最も古い刺鍼法はどれか。  1.撚鍼法  2.管鍼法  3.打鍼法  4.皮内鍼法  (解答1)  (第17回 問題141) 問題33 古代中国から伝来した鍼法はどれか。  1.打鍼法  2.管鍼法  3.撚鍼法  4.皮内鍼法  (解答3)  (第20回 問題141) 問題34 管鍼法の創始者はどれか。  1.石坂宗哲  2.菅沼周桂  3.御園意斉  4.杉山和一  (解答4)  (第12回 問題143) 問題35 撚鍼法の術式で必要ないのはどれか。  1.消毒  2.前揉捏  3.挿管  4.切皮  (解答3)  (第12回 問題142) 問題36 前揉法について、誤っている記述はどれか。  1.鍼の刺入を予告する。  2.皮膚や筋肉を弛緩させる。  3.刺激に慣れさせる。  4.血管を収縮させて出血を防ぐ。  (解答4)  (第4回 問題142) 問題37 前揉法の目的で適切でないのはどれか。  1.刺鍼を予告する。  2.精神的緊張をとる。  3.筋肉を弛緩させる。  4.出血を防止する。  (解答4)  (第10回 問題144) 問題38 押手の圧で母指と示指が鍼体をつまむ圧はどれか。  1.水平圧  2.垂直圧  3.固定圧  4.持続圧  (解答1)  (第5回 問題141) 問題39 押し手の圧で周囲圧に相当するのはどれか。  1.持続圧  2.水平圧  3.垂直圧  4.固定圧  (解答4)  (第10回 問題141) 問題40 押手の周囲圧の目的はどれか。  1.鍼体を保持する。  2.刺鍼部の皮膚を圧迫する。  3.押手がずれないようにする。  4.筋肉の緊張状態をはかる。  (解答3)  (第23回 問題142) 問題41 押手について誤っているのはどれか。  1.刺鍼部を固定する。  2.刺入速度を調節する。  3.皮膚の緊張度を調節する。  4.鍼体を保持する。  (解答2)  (第7回 問題145) 問題42 刺鍼の術式に関する説明で正しい記述はどれか。  1.前揉法は鍼の遺感覚を除くために行う。  2.押手の固定圧が弱いと鍼は倒れてしまう。  3.管鍼法では弾入行為が切皮である。  4.撚鍼法は鍼を左右に半回転ずつ交互にひねり刺入する。  (解答3)  (第20回 問題144) 問題43 鍼の手技で最も新しいのはどれか。  1.打鍼法  2.皮内鍼法  3.管鍼法  4.撚鍼法  (解答2)  (第18回 問題141) 問題44 内調術の説明で正しいのはどれか。  1.刺入した鍼の周囲の皮膚を鍼管で叩く。  2.刺入した鍼の鍼柄を鍼管で叩く。  3.刺入した鍼に再び鍼管をかぶせ鍼管の上端を叩く。  4.鍼管の上端を叩くだけで鍼を使用しない。  (解答2)  (第20回 問題143) 問題45 次の文で示す刺鍼操作はどれを応用したものか。「筋内での置鍼中に強い響き感覚と鈍痛を生じたので、その位置より少しだけ鍼を引き上げ、しばらく留置してから再び筋中まで刺入した後抜鍼したところ、鈍痛を軽減させることができた。」  1.屋漏術  2.随鍼術  3.内調術  4.間歇術  (解答4)  (第26回 問題141) 問題46 鍼を目的の深度まで刺入して右または左の一方向に回す手技はどれか。  1.旋撚術  2.回旋術  3.刺鍼転向術  4.鍼尖転移術  (解答2)  (第1回 問題142) 問題47 現行17手技で鍼を一方向に回すのはどれか。  1.細指術  2.回旋術  3.間歇術  4.旋撚術  (解答2)  (第28回 問題142) 問題48 刺入時および抜鍼時に鍼を半回転ずつ交互に回しながら行う手技はどれか。  1.間歇術  2.屋漏術  3.内調術  4.旋撚術  (解答4)  (第16回 問題141) 問題49 鍼の術式で刺鍼時・抜鍼時に左右交互にひねりながら行うのはどれか。  1.回旋術  2.間歇術  3.旋撚術  4.乱鍼術  (解答3)  (第25回 問題142) 問題50 次の文で示す刺法はどれか。  「刺入時および抜鍼時に鍼を半回転ずつ交互に回しながら行う。」  1.回旋術  2.旋撚術  3.屋漏術  4.間歇術  (解答2)  (第5回 問題142) 問題51 次の文で示す刺鍼中の手技はどれか。  「鍼が目的の深さに達したら、半分抜いてしばらくそこにとどめることを繰り返す。」  1.間歇術  2.屋漏術  3.刺鍼転向法  4.乱鍼術  (解答1)  (第3回 問題143) 問題52 次の文で示す刺法はどれか。  「目的とする経穴を中心に弾入のみを繰り返す。」  1.示指打法  2.内調術  3.細指術  4.管散術  (解答3)  (第4回 問題141) 問題53 体表を繰り返し刺激する手技はどれか。  1.単刺術  2.回旋術  3.屋漏術  4.細指術  (解答4)  (第17回 問題144) 問題54 次の文で示す刺法はどれか。  「刺入した鍼の鍼柄又は鍼体を鍼管で叩打し振動を与える。」  1.細刺術  2.管散術  3.内調術  4.振せん術  (解答3)  (第6回 問題141) 問題55 刺入した鍼の周囲の皮膚を鍼管または指頭で叩き、刺激を与える手技はどれか。  1.示指打法  2.内調術  3.細指術  4.副刺激術  (解答4)  (第2回 問題142) 問題56 患者の呼吸に合わせて運鍼を行うのはどれか。  1.内調術  2.随鍼術  3.間歇術  4.副刺激術  (解答2)  (第14回 問題147) 問題57 呼気に刺入し、吸気で止めるのはどれか。  1.振せん術  2.内調術  3.随鍼術  4.屋漏術  (解答3)  (第7回 問題143) 問題58 鍼を皮下に留め、押手と刺手と共に皮膚を輪状に動かす手技はどれか。  1.回旋術  2.旋撚術  3.鍼尖転移術  4.刺鍼転向術  (解答3)  (第21回 問題142) 問題59 主に皮下組織に刺激を与える手技はどれか。  1.鍼尖転移法  2.屋漏術  3.間歇術  4.内調術  (解答1)  (第16回 問題142) 問題60 鍼を使用しない手技はどれか。  1.内調術  2.管散術  3.単刺術  4.細指術  (解答2)  (第3回 問題147) 問題61 皮下に刺入しない手技はどれか。  1.管散術  2.雀啄術  3.示指打法  4.回旋術  (解答1)  (第6回 問題142) 問題62 一定の刺入深度に達した後、鍼の上下動で刺激を与える手技でないのはどれか。  1.間歇術  2.雀啄術  3.屋漏術  4.回旋術  (解答4)  (第11回 問題142) 問題63 刺入した鍼の深度を変化させる術式はどれか。  1.屋漏術  2.示指打法  3.振せん術  4.内調術  (解答1)  (第22回 問題142) 問題64 刺鍼手技で目的深度までを3等分し、各深度で雀啄を行うのはどれか。  1.間歇術  2.乱鍼術  3.屋漏術  4.随鍼術  (解答 3)  (第24回 問題142) 問題65 刺入した鍼の角度を変える手技はどれか。  1.乱鍼術  2.鍼尖転移術  3.副刺激術  4.刺鍼転向術  (解答4)  (第23回 問題143) 問題66 刺激方法として鍼管を用いないのはどれか。  1.管散術  2.示指打法  3.副刺激術  4.刺鍼転向法  (解答4)  (第12回 問題141) 問題67 細指術と管散術とに共通するのはどれか。  1.鍼管を使用する。  2.刺抜を繰り返す。  3.鍼に振動を与える。  4.鍼を皮下に刺入する。  (解答1)  (第7回 問題142) 問題68 随鍼術で鍼を抜き上げる時に適切でない状態はどれか。  1.横隔膜収縮  2.外肋間筋収縮  3.内肋間筋収縮  4.肋骨挙筋収縮  (解答3)  (第15回 問題142) 問題69 抜鍼が困難な鍼(渋鍼)の周囲に刺鍼して筋肉を弛緩させてから抜鍼する処置法はどれか。  1.返し鍼  2.通し鍼  3.散鍼  4.迎え鍼  (解答4)  (第2回 問題143) 問題70 雀啄を用いる手技はどれか。  1.屋漏術  2.回旋術  3.間欠術  4.内調術  (解答1)  (第8回 問題144) 問題71 最も弱い刺激となる手技はどれか。  1.振戦術  2.乱鍼術  3.管散術  4.旋撚術  (解答3)  (第8回 問題145) 問題72 鍼を使用せず弱刺激を与える手技はどれか。  1.単刺術  2.管散術  3.細指術  4.内調術  (解答2)  (第18回 問題142) 問題73 切皮後に鍼管を用いて刺激を与える方法でないのはどれか。  1.副刺激術  2.示指打法  3.管散術  4.内調術  (解答3)  (第9回 問題142) 問題74 鍼の術式のうち鍼管のみを用い、弾入の要領で鍼管を叩打するのはどれか。  1.管散術  2.細指術  3.振せん術  4.内調術  (解答1)  (第25回 問題143) 問題75 弾入を繰り返すのはどれか。  1.屋漏術  2.随鍼術  3.間歇術  4.細指術  (解答4)  (第9回 問題143) 問題76 弾入だけを繰り返す刺法はどれか。  1.細指術  2.間歇術  3.雀啄術  4.屋漏術  (解答1)  (第20回 問題142) 問題77 弾入動作を用いて刺激を与える手技でないのはどれか。  1.副刺激術  2.細指術  3.管散術  4.示指打法  (解答1)  (第10回 問題142) 問題78 一定の深さに刺入した鍼に鍼管をかぶせて行う手技はどれか。  1.副刺激術  2.管散術  3.内調術  4.示指打法  (解答4)  (第19回 問題142) 問題79 体動による折鍼の危険性が少ないのはどれか。  1.間歇術  2.回旋術  3.屋漏術  4.細指術  (解答4)  (第12回 問題144) 問題80 抜鍼困難を起こしやすい刺法はどれか。  1.示指打法  2.置鍼術  3.回旋術  4.副刺激術  (解答3)  (第7回 問題144) 問題81 渋鍼の対処法で不抜鍼に行う刺法はどれか。  1.乱鍼術  2.示指打法  3.鍼尖転移法  4.刺鍼転向法  (解答2)  (第5回 問題143) 問題82 抜鍼困難時に応用する手技はどれか。  1.鍼尖転移法  2.屋漏術  3.示指打法  4.乱鍼術  (解答3)  (第15回 問題145) 問題83 抜鍼困難時に使用しない手技はどれか。  1.置鍼術  2.副刺激術  3.鍼尖転移法  4.示指打法  (解答3)  (第11回 問題144) 問題84 抜鍼困難時に用いる処置で適切でないのはどれか。  1.副刺激術  2.示指打法  3.返し鍼  4.迎え鍼  (解答3)  (第17回 問題146) 問題85 抜鍼困難時に用いるのはどれか。  1.随鍼術  2.副刺激術  3.回旋術  4.鍼尖転移術  (解答2)  (第22回 問題143) 問題86 侵害受容器を興奮させない手技はどれか。  1.振せん術  2.単刺術  3.随鍼術  4.管散術  (解答4)  (第11回 問題143) 問題87 刺鍼手技で呼気時に刺入し吸気時に止めるを繰り返し、目的深度まで刺入するのはどれか。  1.随鍼術  2.間歇術  3.内調術  4.乱鍼術  (解答1)  (第27回 問題142) 問題88 刺鍼法と手技との組合せで誤っているのはどれか。  1.撚鍼法 ーー 細指術  2.打鍼法 ーー 勝曳の鍼  3.管鍼法 ーー 示指打法  4.小児鍼法 ーー 接触鍼  (解答1)  (第16回 問題143) 問題89 返し鍼を行う場合はどれか。  1.脳貧血  2.折鍼  3.抜鍼困難  4.気胸  (解答1)  (第7回 問題146) 問題90 返し鍼の処置が適切なのはどれか。  1.精神緊張による過換気  2.脳貧血による一過性の失神  3.食中毒による下痢  4.刺鍼による発熱  (解答2)  (第13回 問題144) 問題91 刺鍼による脳貧血の際に行なうのはどれか。  1.迎え鍼  2.返し鍼  3.渋り鍼  4.置き鍼  (解答2)  (第3回 問題145) 問題92 鍼刺激に対して過敏な患者への施術で最も適切なのはどれか。  1.間歇術  2.細指術  3.管散術  4.内調術  (解答3)  (第15回 問題141) 問題93 筋など深部まで刺入を必要とする鍼法はどれか。  1.小児鍼法  2.皮内鍼法  3.散鍼法  4.灸頭鍼法  (解答4)  (第18回 問題143)  第2章 鍼の臨床応用 問題94 同じ鍼刺激に対してより鋭敏なのはどれか。  1.体質の虚弱な者より頑健な者  2.青年より小児  3.鍼治療の未経験者より経験者  4.手足より背部  (解答2)  (第21回 問題144) 問題95 鍼の刺激に関する記述で正しいのはどれか。  1.同じ刺入深度では細い鍼より太い鍼の刺激が弱い。  2.同じ振幅では短時間雀啄より長時間雀啄の刺激が弱い。  3.同じ刺入深度では素早い刺入より遅い刺入の刺激が弱い。  4.同じ太さの鍼では浅い刺入より深い刺入の刺激が弱い。  (解答3)  (第19回 問題144) 問題96 鍼の刺激量を刺入の継続時間で調節するのはどれか。  1.単刺術  2.置鍼術  3.旋撚術  4.雀啄術  (解答2)  (第13回 問題141) 問題97 刺激量を鍼の上下動で調整する手技はどれか。  1.旋撚術  2.鍼尖転移術  3.副刺激術  4.雀啄術  (解答4)  (第20回 問題147) 問題98 刺激時間が最も長い鍼法はどれか。  1.散鍼法  2.小児鍼法  3.皮内鍼法  4.鍼通電法  (解答3)  (第10回 問題145) 問題99 刺激時間を最も長くできるのはどれか。  1.皮内鍼法  2.鍼通電療法  3.小児鍼法  4.灸頭鍼法  (解答1)  (第21回 問題143) 問題100 特殊鍼法で水平刺するのはどれか。  1.小児鍼法  2.散鍼法  3.灸頭鍼法  4.皮内鍼法  (解答4)  (第22回 問題144) 問題101 機械刺激と温熱刺激を同時に与えることができるのはどれか。  1.吸角療法  2.灸頭鍼法  3.鍼通電療法  4.皮内鍼法  (解答2)  (第23回 問題144) 問題102 耳鍼療法で使用しないのはどれか。  1.鋒鍼  2.毫鍼  3.円皮鍼  4.皮内鍼  (解答1)  (第20回 問題145) 問題103 自律神経失調症やアレルギー体質などを改善する鍼の作用はどれか。  1.鎮静作用  2.誘導作用  3.転調作用  4.消炎作用  (解答3)  (第3回 問題148) 問題104 アレルギー体質の改善を目的とする鍼の作用はどれか。  1.鎮静作用  2.誘導作用  3.反射作用  4.転調作用  (解答4)  (第6回 問題144) 問題105 低周波鍼通電療法について誤っている記述はどれか。  1.自律神経機能を調整する。  2.異常知覚を改善する。  3.脳脊髄圧を上昇させる。  4.痛みを抑制する。  (解答3)  (第5回 問題145) 問題106 低周波鍼通電療法において誤っている記述はどれか。  1.心臓を挟む形での電極配置を避ける。  2.折鍼を予防するため直流電流を用いる。  3.通電波形は矩形波と棘状波がある。  4.電極としてステンレス鍼を用いる。  (解答2)  (第19回 問題145) 問題107 低頻度鍼通電について適切でない記述はどれか。  1.臨床では鎮痛を目的として1~10Hzの周波数が多用される。  2.折鍼を予防するために直流電流を用いる。  3.鎮痛は持続性がある。  4.陰極側の閾値は陽極側よりも低い。  (解答2)  (第14回 問題143) 問題108 持続効果の長い鎮痛系の賦活を期待して鍼通電療法を行う場合、通電周波数として最も適しているのはどれか。  1.5Hz  2.20Hz  3.50Hz  4.100Hz  (解答1)  (第26回 問題149) 問題109 内臓痛について正しい記述はどれか。  1.局在が明確である。  2.炎症時には痛みが増強する。  3.自律神経症状を伴わない。  4.関連痛を伴わない。  (解答2)  (第6回 問題147) 問題110 内臓痛について誤っているのはどれか。  1.Aβ線維により伝達される。  2.痛みの局在が不明瞭である。  3.脊髄後角の広作動域ニューロンに接続する。  4.関連痛の出現に関与する。  (解答1)  (第28回 問題146) 問題111 常習性便秘に対する背部の鍼治療の効果はどの作用によるか。  1.誘導作用  2.転調作用  3.防御作用  4.反射作用  (解答4)  (第8回 問題148) 問題112 筋けいれんに対する鍼治療の目的はどれか。  1.鎮静作用  2.転調作用  3.防衛作用  4.矯正作用  (解答1)  (第27回 問題149) 問題113 胃運動を促進する迷走神経反射に関与するのはどれか。  1.遠道刺  2.絡刺  3.巨刺  4.関刺  (解答1)  (第13回 問題150) 問題114 乳様突起下端の後下方にあるトリガーポイントを刺激すると頭頂部に関連痛がみられた。罹患筋はどれか。  1.咬筋  2.菱形筋  3.棘下筋  4.頭板状筋  (解答4)  (第15回 問題147) 問題115 トリガーポイントの発現に直接関与するのはどれか。  1.侵害受容器の感作  2.筋血流の増加  3.副交感神経活動の亢進  4.内因性オピオイドの遊離  (解答1)  (解説:トリガーとは「引き金」の意味である。トリガーポイントは、圧迫やその他の刺激によって関連領域に痛みを引き起こす体表上の部位のことである。侵害受容器が感作することによって起こる。)  (第27回 問題150) 問題116 WHOでは鍼治療の適応といえる疾患として41疾患をあげているが、その中に含まれないのはどれか。  1.胃酸過多症  2.メニエール病  3.頚腕症候群  4.血友病  (解答4)  (第1回 問題147) 問題117 WHOの「鍼の基礎教育と安全性に関するガイドライン(1999年)」で鍼治療を避けるべき状態としているのはどれか。  1.出血性の疾患  2.歯科の術後痛  3.手術後の嘔吐  4.つわり  (解答1)  (第12回 問題145) 問題118 鍼治療の絶対禁忌はどれか。  1.血友病  2.慢性閉塞性肺疾患  3.三叉神経痛  4.慢性胃炎  (解答1)  (第23回 問題145) 問題119 NIHの合意形成声明書(1998年2月最終版)で、鍼が有効とされるのはどれか。  1.妊娠時の吐き気  2.薬物中毒  3.テニス肘  4.月経痛  (解答1)  (第25回 問題145)  (解説 NIH(米国国立衛生研究所)の合意形成声明書では1は有効、2,3,4は役立つ可能性があるとしている。この声明書では、鍼の有効性について非常に厳しい評価基準が用いられたため選択枝2,3,4は有効と認められなかった。声明書の内容を知らなければ解けない問題で、いわゆる単純な適応症の問題とは別物と考えた方がよい。一般的には選択枝の全てが適応症といえる。) 問題120 WHOの「鍼の基礎教育と安全性に関するガイドライン(1999年)」において、鍼通電療法を行ってはならないのはどれか。  1.ペースメーカーを使用している者  2.インプラントを使用している者  3.人工関節を使用している者  4.ステントを使用している者  (解答 1)  (第24回 問題143) 問題121 理学検査が陽性の病態に局所刺鍼が最も有効なのはどれか。  1.アプリヘンジョンテスト  2.ラックマンテスト  3.ストロークテスト  4.チェアテスト  (解答4)  (解説:アプリ所ンテストは膝蓋骨脱臼の検査、ラックマンテストは前十字靭帯損傷の検査、チェアテストは上腕骨外側上顆炎の検査である。ストロークテストはワイプテストとも言われ、関節液貯留の検査、膝蓋骨下端から膝蓋骨に沿って、内側、外側をおさえながら擦る。内側を擦ったとき、膝蓋骨の外側上部が膨らめば、外側を擦った時、膝蓋骨の内側上部が膨らめば陽性である。)  (第27回 問題143)  第3章 リスク管理 問題122 鍼通電療法が禁忌となるのはどれか。  1.心臓ペースメーカー  2.人工関節  3.インプラント  4.尿路ストーマ(人工膀胱)  (解答1)  (第16回 問題145) 問題123 単回(1回)使用毫鍼の品質を保証する方法として適切でないのはどれか。  1.引張り強度試験の実施  2.滅菌年月の表示  3.ステンレス鋼線の使用  4.伝導性検査の実施  (解答4)  (第14回 問題141) 問題124 単回使用鍼の滅菌に用いられるのはどれか。  1.酸化エチレンガス  2.ポビドンヨード  3.グルコン酸クロルヘキシジン  4.塩化ベンザルコニウム  (解答1)  (第22回 問題146) 問題125 我が国の単回使用毫鍼について誤っている記述はどれか。  1.構造はJISで規定されている。  2.無菌性が保証されている。  3.ホルマリンガスが充填されている。  4.製造業者の表示が義務付けられている。  (解答3)  (第20回 問題146) 問題126 単回使用毫鍼の滅菌に用いられるのはどれか。  1.EOG  2.塩化ベンザルコニウム  3.ポビドンヨード  4.イソプロピルアルコール  (解答1)  (第27回 問題144) 問題127 毫鍼の製造工程で滅菌に用いるのはどれか。  1.グルコン酸クロルヘキシジン  2.塩化ベンザルコニウム  3.酸化エチレンガス  4.ポビドンヨード  (解答3)  (第28回 問題145) 問題128 毒のレベルと実例との組合せで適切でないのはどれか。  1.洗浄 ーー 胸枕  2.消毒 ーー 施術者の手指  3.消毒 ーー 円皮鍼  4.滅菌 ーー 毫鍼  (解答3)  (第17回 問題147) 問題129 鍼施術に関する消毒・滅菌の記述で正しいのはどれか。  1.施術野の消毒には90%エタノールが用いられる。  2.単回使用毫鍼の滅菌にはEOGが用いられる。  3.梅花鍼は洗浄して使用する。  4.イソプロピルアルコールはB型肝炎ウイルスに有効である。  (解答2)  (第21回 問題146) 問題130 鍼治療の標準予防策として適切でないのはどれか。  1.血液は高リスクとして扱う。  2.「一処置一手洗い」を実行する。  3.指サックを着用する。  4.使用した鍼を鍼管に戻す。  (解答4)  (第15回 問題146) 問題131 鍼施術における感染症対策として最も有効なのはどれか。  1.エアータオル  2.クリーン・ニードル・テクニック  3.ベースン法  4.逆性石けんを用いた手洗い  (解答2)  (第23回 問題147) 問題132 鍼治療の偶発症として起こり得るのはどれか。  1.神経障害  2.抑うつ  3.せん妄  4.アフタ性潰瘍  (解答1)  (第12回 問題146) 問題133 膏肓穴に深刺した際の合併症で生じる可能性のある症状はどれか。  1.空咳  2.発熱  3.下痢  4.腹痛  (解答1)  (第21回 問題145) 問題134 経穴と深刺により損傷するリスクがある臓器との組合せで正しいのはどれか。  1.右梁門 ーー 肝臓  2.右陽綱 ーー 肺  3.右大横 ーー 腎臓  4.右欠盆 ーー 心臓  (解答1又は2)  (第26回 問題142) 問題135 刺鍼による気胸としてみられないのはどれか。  1.胸痛  2.冷汗  3.血痰  4.呼吸困難  (解答3)  (第13回 問題143) 問題136 鍼治療後に起こった症状で気胸を疑うのはどれか。  1.喘鳴  2.血痰  3.めまい  4.呼吸困難  (解答 4)  (第24回 問題144) 問題137 鍼治療後の気胸を疑う症状はどれか。  1.発熱  2.眩暈  3.咳嗽  4.悪寒  (解答3)  (第18回 問題145) 問題138 迎え鍼を行う有害事象はどれか。  1.気胸  2.折鍼  3.渋鍼  4.脳貧血  (解答3)  (第25回 問題146) 問題139 刺鍼による脳貧血の発生が少ない場合はどれか。  1.刺激量の過剰  2.睡眠不足  3.腰部への刺激  4.頚部、肩甲上部への刺激  (解答3)  (第1回 問題144) 問題140 刺鍼による内出血が最も起こりにくいのはどれか。  1.人工透析患者  2.血友病患者  3.胃癌患者  4.再生不良性貧血患者  (解答3)  (第19回 問題146) 問題141 深刺による臓器傷害について誤っている組合せはどれか。  1.右陰都 ーー 脾臓  2.志室 ーー 腎臓  3.膏肓 ーー 肺  4.右梁門 ーー 肝臓  (解答1)  (第18回 問題146) 問題142 膝関節腔内へ鍼が刺入された場合に生じる可能性があるのはどれか。  1.膝窩嚢胞  2.離断性骨軟骨炎  3.化膿性膝関節炎  4.膝蓋軟骨軟化症  (解答3)  (第14回 問題142) 問題143 深刺により化膿性関節炎のリスクがある経穴はどれか。  1.膏肓  2.欠盆  3.肩  4.天宗  (解答3)  (第28回 問題143) 問題144 体幹部に置鍼した鍼のうえにタオルをかけたことで発生しやすい有害事象はどれか。  1.脳虚血  2.化膿  3.気胸  4.疲労感  (解答3)  (第16回 問題147) 問題145 刺鍼による気胸発生のリスクが最も低い経穴はどれか。  1.天宗  2.欠盆  3.胸郷  4.神堂  (解答1)  (第22回 問題145) 問題146 灸頭鍼による熱傷予防対策で適切でない記述はどれか。  1.着火時は炎が鍼体に当たらないように行う。  2.水で濡らした綿花で放射(輻射)熱を遮断する。  3.施灸中は患者の体動を防ぐ。  4.燃えている艾球の除去にアルコール綿花を用いる。  (解答4)  (第16回 問題144) 問題147 鍼の過誤について誤っている記述はどれか。  1.抜鍼困難な時は回旋術を行う。  2.刺鍼後に残る違和感を予防するために後揉法を丁寧に行う。  3.折鍼した時は静かに皮膚を押し下げて折片を探す。  4.感染防止にはディスポーザブル鍼を使用する。  (解答1)  (第8回 問題146) 問題148 鍼の副作用と対策との組合せで誤っているのはどれか。  1.脳貧血 ーー 返し鍼  2.刺鍼後の違和感 ーー 後揉法  3.内出血 ーー 迎え鍼  4.抜鍼困難 ーー 示指打法  (解答3)  (第9回 問題145) 問題149 施術中の有害事象と処置との組合せで適切でないのはどれか。  1.抜鍼困難 ーー 示指打法  2.内出血 ーー 圧迫  3.遺感覚 ーー 後揉捏  4.気胸 ーー 返し鍼  (解答4)  (第14回 問題148) 問題150 有害事象と予防・処置の組合せで正しいのはどれか。  1.刺鍼後の違和感 ーー 副刺激術  2.抜鍼困難 ーー 返し鍼  3.気胸 ーー 丹念な揉捏  4.鍼の抜き忘れ ーー 鍼管数と抜鍼数の照合  (解答4)  (第23回 問題146) 問題151 患者の体動により抜鍼困難が生じた場合の対応として適切でないのはどれか。  1.返し鍼を行う。  2.副刺激術を行う。  3.患者をリラックスさせる。  4.筋緊張が緩解するまで待つ。  (解答1)  (第28回 問題144) 問題152 折鍼事故の予防対策として適切でないのはどれか。  1.オートクレーブ滅菌による反復使用を避ける。  2.曲がった鍼は伸ばして使う。  3.鍼通電治療に交流電流を用いる。  4.刺鍼中は動かないよう患者に指示する。  (解答2)  (第11回 問題145) 問題153 鍼施術のリスク管理として適切でない記述はどれか。  1.単回使用毫鍼を用いる。  2.滅菌バッグからシャーレを取り出して開放棚に保管する。  3.鍼は医療廃棄物として処理する。  4.B型肝炎の予防接種を受ける。  (解答2)  (第16回 問題148) 問題154 B型肝炎患者の肩こりに対する鍼施術で正しいのはどれか。  1.施術者はワクチン接種が法的に義務づけられている。  2.刺入した鍼はウイルス付着物として扱う。  3.抜鍼後、出血していなければ素手で後揉法を行ってもよい。  4.鍼刺し事故の場合はすぐに酒精綿で圧迫する。  (解答 2)  (第24回 問題145)  (解説 B型肝炎患者の鍼施術における鍼刺し事故とは誤って患者に使用した鍼が施術者に刺さることだと思われる。その時の対応としては、まず、流水と石けんによる十分な洗浄と、消毒薬(ポピドンヨードやエタノール)による消毒。その後、速やかに医療機関を受診し血液検査を受けることが望ましい。) 問題155 医療現場における肝炎・エイズの感染について正しいのはどれか。  1.A型肝炎は血液を介して感染する。  2.エイズは食事で感染する。  3.注射針の誤刺による感染が最も多い。  4.1回誤刺に対する感染成立の確率はC型肝炎が最も高い。  (解答3)  (解説 B型もC型も血液感染するが、基本的にB型はC型よりずっと感染力が強い。)  (第25回 問題147) 問題156 鍼の抜き忘れの防止策として適切でない記述はどれか。  1.置鍼した鍼の本数を確認し記載する。  2.単回使用毫鍼の使用時は、鍼管と抜鍼した鍼が同数であることを確認する。  3.鍼は刺入した者が抜く。  4.抜き忘れの最終確認は患者自身に委ねる。  (解答4)  (第17回 問題145) 問題157 ディスポーザブル鍼の滅菌に用いられるのはどれか。  1.エタノール  2.ホルマリン  3.エチレンオキサイド  4.グルタールアルデヒド  (解答3)  (第9回 問題146) 問題158 ディスポーザブル鍼の取扱いとして適切でないのはどれか。  1.使用後は医療廃棄物として処理する。  2.滅菌の有効期限内に使用する。  3.使用直前にパッケージを開く。  4.再生して使用する。  (解答4)  (第13回 問題145) 問題159 鍼治療のうち禁止されているのはどれか。  1.イオン鍼  2.埋没鍼  3.レーザー鍼  4.皮内鍼  (解答2)  (第16回 問題146)  第4章 鍼治効の基礎理論 問題160 内部環境という言葉で恒常性について述べたのは誰か。  1.ウォルター・キャノン  2.クロード・ベルナール  3.ハンス・セリエ  4.ノーバート・ウィナー  (解答2)  (第2回 問題145) 問題161 「内部環境」という用語で恒常性について述べた人物はどれか。  1.ノーバート・ウィナー  2.クロード・ベルナール  3.ウォルター・キャノン  4.ハンス・セリエ  (解答2)  (第22回 問題150) 問題162 キャノンが提唱した緊急反応において副腎髄質で作用する受容体はどれか。  1.α受容体  2.β受容体  3.ニコチン受容体  4.ムスカリン受容体  (解答3)  (第26回 問題150) 問題163 鍼治療による鎮痛発現に関与しないのはどれか。  1.患部の循環改善  2.内因性オピオイドの産生  3.脊髄膠様質細胞の興奮  4.脳内ドパミンの減少  (解答4)  (第17回 問題148) 問題164 鍼鎮痛機構に関与しないのはどれか。  1.ブラジキニン  2.オピオイド物質  3.下行性抑制  4.脊髄膠様質  (解答1)  (第18回 問題147) 問題165 鍼鎮痛に関与するのはどれか。  1.ヒスタミン  2.アンジオテンシン  3.オピオイドペプチド  4.プロスタグランジン  (解答3)  (第21回 問題150) 問題166 鍼鎮痛の発現に関与する部位はどれか。  1.脊髄前角  2.歯状核  3.中脳水道周囲灰白質  4.赤核  (解答3)  (第28回 問題149) 問題167 鍼の末梢性鎮痛効果に最も関与するのはどれか。  1.アドレナリン受容体  2.ムスカリン受容体  3.ヒスタミン受容体  4.アデノシンA1受容体  (解答4)  (解説:疼痛局所に刺鍼刺激を行うと、微小の組織損傷が起き、それによって細胞からATP(アデノシン3リン酸)が出る。ATPは分解されると、アデノシンができ、これが末梢の痛覚受容器に存在するアデノシンA1受容体に作用すると鎮痛が起こる。)  (第28回 問題150) 問題168 動物実験で鍼鎮痛の効果が得られにくいとき、あらかじめ投与することで効果発現を促す物質はどれか。  1.D-フェニルアラニン  2.ナロキソン  3.アルギニン  4.ロイシン  (解答1)  (第14回 問題146) 問題169 自律神経について誤っている記述はどれか。  1.アトロピンは副交感神経遮断剤である。  2.副交感神経節前ニューロンの伝達物質はアドレナリンである。  3.交感神経節前ニューロンの伝達物質はアセチルコリンである。  4.交感神経節後ニューロンの伝達物質はノルアドレナリンである。  (解答2)  (第2回 問題150) 問題170 正しいのはどれか。  1.エンドルフィン類は痛覚の抑制に関与する。  2.痒い感じは触覚受容器が強く刺激されて起こる。  3.皮膚の痛覚の受容器には低閾値機械的受容器とポリモーダル受容器とがある。  4.皮膚の痛覚は主としてB線維群によって伝えられる。  (解答1)  (第1回 問題141) 問題171 発痛に関連しない物質はどれか。  1.ソマトスタチン  2.セロトニン  3.ブラディキニン  4.カリウムイオン  (解答1)  (第1回 問題145) 問題172 深部痛覚の特徴について誤っている記述はどれか。  1.痛みの局在が明瞭な場合が多い。  2.自律神経反射を伴うことが多い。  3.痛みの感受性には部位差がある。  4.骨格筋の反射性収縮を起こすことが多い。  (解答1)  (第3回 問題146) 問題173 痛覚に関する組合せで正しいのはどれか。  1.Aδ(デルタ)神経線維 ーー 鈍痛  2.C神経線維 ーー 刺痛  3.ブラジキニン ーー 発痛物質  4.ヒスタミン ーー 血管収縮  (解答3)  (第2回 問題147) 問題174 痛み情報を伝達するAδ(デルタ)神経線維について正しいのはどれか。  1.無髄の神経線維である。  2.刺すような鋭い痛みを伝達する。  3.局在不明瞭な痛みを伝達する。  4.ルフィニ触覚盤やパチニ小体からの情報を伝達する。  (解答2)  (第1回 問題143) 問題175 鍼施術の際にⅢ群線維が伝えるのはどれか。  1.押手の上下圧  2.鋭い切皮痛  3.鍼の刺入圧  4.重だるい響き感覚  (解答2)  (第26回 問題143) 問題176 鈍い痛みを伝える神経線維はどれか。  1.Aα線維  2.Aβ線維  3.B線維  4.C線維  (解答4)  (第1回 問題148) 問題177 施術により生じた神経インパルスの伝導に主としてAβ線維が関与するのはどれか。  1.管散術  2.置鍼術  3.間歇術  4.屋漏術  (解答1)  (第14回 問題145) 問題178 管散術の刺激を伝える神経線維はどれか。  1.Aα  2.Aβ  3.Aγ  4.Aδ  (解答2)  (第21回 問題148) 問題179 鍼の重だるい響き感覚を伝える神経線維はどれか。  1.Aβ  2.Aδ  3.B  4.C  (解答4)  (第25回 問題148) 問題180 鍼刺激とその反応との組合せで正しいのはどれか。  1.雀啄術による響き … B線維の興奮  2.鍼刺激 … 高閾値機械受容器の興奮  3.管散術による刺激 … Aδ線維の興奮  4.いちょう鍼による擦過刺激 … ポリモーダル受容器の興奮  (解答4)  (第22回 問題147) 問題181 鍼による押圧刺激の情報を伝える神経線維はどれか。  1.Aα  2.Aβ  3.Aδ  4.B  (解答2)  (第12回 問題147) 問題182 皮膚のポリモーダル受容器からの求心性線維はどれか。  1.Aα線維  2.Aβ線維  3.Aγ線維  4.C線維  (解答4)  (第3回 問題144) 問題183 皮膚のポリモーダル受容器からの求心性線維はどれか。  1.Aα線維  2.Aβ線維  3.B線維  4.C線維  (解答4)  (第6回 問題145) 問題184 ポリモーダル受容器からの求心性神経線維の特徴で誤っているのはどれか。  1.疼くような痛みを伝える。  2.振動感覚を伝える。  3.伝導速度が遅い。  4.細い神経線維である。  (解答2)  (第10回 問題146) 問題185 鍼刺激によるポリモーダル受容器の興奮を伝える神経線維はどれか。  1.Aα  2.Aβ  3.B  4.C  (解答4)  (第21回 問題147) 問題186 ポリモーダル受容器の性質として、正しい記述はどれか。  1.伝導速度は、Aβ帯域である。  2.機械的、化学的および熱刺激に反応する。  3.非侵害性の受容器である。  4.筋の張力も感受する。  (解答2)  (第4回 問題147) 問題187 ポリモーダル受容器の特徴として適切でないのはどれか。  1.皮膚だけでなく深部組織にも分布する。  2.局在性の明らかな痛みを生じる。  3.受容器の形態は自由神経終末である。  4.非侵害的な刺激強度でも興奮する。  (解答2)  (第13回 問題147) 問題188 ポリモーダル受容器について誤っているのはどれか。  1.形態は自由神経終末である。  2.温熱刺激に反応する。  3.自律神経に反射的に影響する。  4.筋の張力を検出する。  (解答4)  (第14回 問題149) 問題189 鍼刺激による反応でポリモーダル受容器が関与しないのはどれか。  1.鍼のひびきの惹起  2.サブスタンスPの遊離  3.Aβ線維の興奮  4.内因性鎮痛機構の賦活  (解答3)  (第18回 問題149) 問題190 鍼の「ひびき」を伝える神経線維はどれか。  1.Aα線維  2.Aβ線維  3.B線維  4.C線維  (解答4)  (第11回 問題148) 問題191 刺鍼した際の重だるいひびき感覚を伝える主な神経線維はどれか。  1.Ⅰ群  2.Ⅱ群  3.Ⅲ群  4.Ⅳ群  (解答4)  (第23回 問題148) 問題192 鍼刺激による鈍い響き感覚を伝える脊髄内伝導路はどれか。  1.後索路  2.皮質脊髄路  3.脊髄視床路  4.錐体路  (解答3)  (第19回 問題147) 問題193 小児鍼による触圧刺激に対して最も順応の早い受容器はどれか。  1.パチニ小体  2.メルケル盤  3.毛包受容器  4.ルフィニ終末  (解答1)  (第26回 問題144) 問題194 体幹部の痛覚の伝導路はどれか。  1.外側脊髄視床路  2.前脊髄小脳路  3.延髄視床路  4.視蓋脊髄路  (解答1)  (第2回 問題148) 問題195 痛みの識別に関係する伝導路はどれか。  1.脊髄小脳路  2.脊髄網様体路  3.脊髄視床路  4.後索路  (解答3)  (第4回 問題145) 問題196 痛覚の中枢内伝導路で情動行動、自律神経機能や痛みの制御の調節に関与すると考えられているのはどれか。  1.後索路  2.脊髄網様体路  3.前脊髄視床路  4.新脊髄視床路  (解答2)  (第28回 問題147) 問題197 鍼刺激によって細胞膜で産生されるのはどれか。  1.セロトニン  2.プロスタグランジン  3.ブラジキニン  4.カリウムイオン  (解答なし)  (第15回 問題149)  第5章 鍼の一般治効理論 問題198 鍼刺激の局所に出現する現象で適切でないのはどれか。  1.微細な組織損傷  2.CGRPの分泌抑制  3.ポリモーダル受容器の興奮  4.内因性発痛物質の生成  (解答2)  (第12回 問題148) 問題199 鍼刺激を与えた時の手指皮膚血管の一般的な反応はどれか。  1.一過性に拡張したのち収縮する。  2.一過性に収縮したのち拡張する。  3.一定した反応を示さない。  4.反応しない。  (解答2)  (第1回 問題150) 問題200 表皮への刺鍼による作用でないのはどれか。  1.自由神経終末の興奮  2.基底層細胞でのビタミンDの形成  3.メルケル盤の興奮  4.ランゲルハンス細胞による免疫反応の誘導  (解答2)  (第15回 問題150) 問題201 刺鍼により心拍数は減少する。このメカニズムとして考えられないのはどれか。  1.交感神経機能の低下  2.副交感神経機能の亢進  3.交感神経機能の亢進と副交感神経機能の低下  4.交感神経機能の低下と副交感神経機能の亢進  (解答3)  (第2回 問題144) 問題202 鍼の雀啄刺激の後、刺激した部位に鈍痛が残った。原因として考えにくいのはどれか。  1.侵害受容器の興奮  2.発痛物質の出現  3.血管透過性の亢進  4.固有受容器の興奮  (解答4)  (解説 受容器から生ずる信号によって,その受容器が存在する器官が制御される場合がある.この場合 の受容器を固有受容体,この受容器からの信号によって生ずる感覚を固有感覚という.Sherringtonは筋 における筋紡錘(筋長受容器),Golgi腱器官(筋張力受容器),前庭器から生ずる感覚を固有感覚と命 名した(1906年).今日では前庭器は固有感覚から除外することが多い518.)  (第2回 問題146) 問題203 皮内鍼の絆創膏固定をはがした後にかゆみが出現した。かゆみを起こす物質はどれか。  1.アセチルコリン  2.ヒスタミン  3.ノルアドレナリン  4.プロトロンビン  (解答2)  (第15回 問題144) 問題204 刺鍼により手部皮膚血管は一過性に収縮する。機序として正しいのはどれか。  1.交感神経α受容体系の反応である。  2.交感神経β受容体系の反応である。  3.副交感神経亢進反応である。  4.交感神経抑制反応である。  (解答1)  (第3回 問題150) 問題205 中への鍼刺激で胃運動が抑制される機序に関与するのはどれか。  1.下腹神経  2.大内臓神経  3.骨盤神経  4.迷走神経  (解答 2)  (第24回 問題148) 問題206 「足三里穴に鍼刺激を行ったら胃の運動が亢進した。」作用機序について正しい記述はどれか。  1.アドレナリン作動性神経β受容体を介する。  2.上脊髄性反射である。  3.骨盤神経を介した反射である。  4.求心路には伏在神経が含まれる。  (解答2)  (第21回 問題149) 問題207 右腓腹筋の緊張が亢進しているとき、右承山に刺鍼したところ筋緊張が軽減した。関与したと考えられるのはどれか。  1.相反抑制  2.屈曲反射  3.自原抑制  4.伸張反射  (解答3)  (第23回 問題149) 問題208 刺鍼による交感神経機能抑制でみられる現象はどれか。  1.気管支筋弛緩  2.心拍数減少  3.腸蠕動減弱  4.副腎髄質機能の亢進  (解答2)  (第4回 問題144) 問題209 鍼刺激による胃の蠕動の調整に関与する神経節はどれか。  1.星状神経節  2.腹腔神経節  3.上腸間膜動脈神経節  4.骨盤神経節  (解答2)  (第5回 問題146) 問題210 腹部鍼刺激で起こる胃運動抑制反応に主として関与するのはどれか。  1.延髄  2.迷走神経  3.交感神経  4.仙髄  (解答3)  (第17回 問題149) 問題211 次の文で示す研究から適切なのはどれか。  「ラットの足部への鍼刺激で迷走神経活動が亢進し胃内圧が上昇したが、内臓神経活動は変化しなかった。一方、腹部の鍼刺激では内臓神経活動が亢進し胃内圧が低下したが、迷走神経活動は変化しなかった。」  1.足部刺激による作用は体性-運動反射である。  2.足部刺激では上脊髄を介した反応が起こる。  3.腹部刺激による作用は副交感神経活動の抑制による。  4.腹部刺激による作用は内臓-内臓反射である。  (解答2)  (第25回 問題149) 問題212 刺鍼時における心電図の変化で正しいのはどれか。  1.R-R間隔の延長  2.PQ間隔の短縮  3.R波の抑制  4.陰性T波の出現  (解答1)  (第5回 問題147) 問題213 刺鍼により交感神経α受容体が関与する反応で正しいのはどれか。  1.心拍数増加  2.気管支筋弛緩  3.唾液アミラーゼの分泌  4.皮膚血管収縮  (解答4)  (第6回 問題146) 問題214 鍼治療による生体防御反応に最も関係するのはどれか。  1.アセチルコリン遊離  2.体性-内臓反射  3.サイトカイン産生  4.パチニ小体興奮  (解答 3)  (第24回 問題149) 問題215 腰部刺鍼によって下肢に発現する血管拡張の機序はどれか。  1.体性反射  2.体性-内臓反射  3.体性-自律神経反射  4.交叉性伸展反射  (解答3)  (第12回 問題150) 問題216 鍼刺激が腎機能に与える影響をみるとき指標となるのはどれか。  1.ウロビリノーゲン排泄量  2.ウロペプシン排泄量  3.クレアチニン・クリアランス値  4.ヘマトクリット値  (解答3)  (第6回 問題149) 問題217 次のうち刺鍼により一番早く起こる現象はどれか。  1.刺鍼刺激の認知  2.後角細胞の興奮  3.自律神経の興奮  4.痛覚閾値の低下  (解答2)  (第7回 問題147) 問題218 鍼刺激が膵臓のホルモンに与える影響を調べる場合、指標とならないのはどれか。  1.グルカゴン  2.オキシトシン  3.インスリン  4.ソマトスタチン  (解答2)  (第8回 問題149) 問題219 鍼刺激が迷走神経に及ぼす影響をみる場合に適切でない臓器はどれか。  1.心臓  2.膵臓  3.小腸  4.膀胱  (解答4)  (第9回 問題147) 問題220 刺鍼による血流改善のメカニズムに関与するのはどれか。  1.軸索反射  2.屈曲反射  3.伸張反射  4.内臓-内臓反射  (解答1)  (第9回 問題148) 問題221 刺鍼局所の軸索反射が強く関与する治療的作用はどれか。  1.免疫作用  2.転調作用  3.誘導作用  4.止血作用  (解答3)  (第11回 問題149) 問題222 鍼刺激による筋血流の増加に直接関与しないのはどれか。  1.サブスタンスP  2.CGRP  3.オピオイドペプチド  4.血管作動性腸ペプチド  (解答3)  (第26回 問題146) 問題223 軸索反射を介してコリン作動性神経末端に作用し、筋血管を拡張させるのはどれか。  1.CGRP  2.サブスタンスP  3.βエンドルフィン  4.アトロピン  (解答1,2)  (解説 古い生理学の教科書には、サブスタンスPなどが、最近の教科書では、CGRPな どが放出されるとなっている。)  (第13回 問題146) 問題224 鍼刺激による血流改善に関与するのはどれか。  1.交感神経節後ニューロンの興奮  2.軸索反射によるCGRPの放出  3.刺鍼部位でのセロトニンの遊離  4.尾側延髄腹外側部の興奮  (解答2)  (第20回 問題148) 問題225 四肢に鍼刺激を行うと、上脊髄性の自律神経反応が起きやすい理由として最も考えられるのはどれか。  1.鍼刺激で興奮する感覚神経の分布密度が高い。  2.入力する脊髄分節に自律神経節前ニューロンが少ない。  3.筋肉が豊富である。  4.神経叢から出た枝により支配される。  (解答2)  (第26回 問題147) 問題226 次の文で示す施術結果の機序で正しいのはどれか。「脊髄損傷患者に対し、仙骨部への鍼刺激を行ったところ排尿が促進した。」  1.下腹神経が興奮した。  2.脊髄分節性の反射が起こった。  3.上位排尿中枢が興奮した。  4.内臓-体性反射が起こった。  (解答2)  (第26回 問題148) 問題227 体性-自律神経反射を利用して胃痛の治療を行う場合、刺鍼を行うデルマトームで最も適切なのはどれか。  1.Th1-Th4  2.Th5-Th9  3.Th11―L1  4.L2-L4  (解答2)  (第27回 問題147) 問題228 刺鍼局所に起こる神経原性炎症について正しいのはどれか。  1.ノルアドレナリンが関与する。  2.単シナプス反射によって起こる。  3.血漿蛋白が漏出する。  4.皮膚のみで起こる。  (解答 3)  (解説問題文の神経原性炎症は軸索反射のことを指している。)  (第24回 問題146) 問題229 鍼刺激の影響をみるとき、尿中ウロビリン体量が指標となる臓器はどれか。  1.肺  2.心臓  3.膵臓  4.肝臓  (解答4)  (第10回 問題148)  第6章 鍼の特殊治効理論 問題230 体性-内臓反射の遠心路を構成する神経線維はどれか。  1.AβとB  2.AγとB  3.BとB  4.BとC  (解答4)  (第4回 問題149) 問題231 脊髄の部位で痛覚を伝える一次求心性ニューロンがシナプスを形成するのはどれか。  1.前角  2.後角  3.前索  4.後索  (解答2)  (第17回 問題150) 問題232 痛覚の二次性ニューロンが上行するのはどれか。  1.内側毛帯  2.脊髄前側索  3.脊髄背側索  4.脊髄後索  (解答2)  (解説:内側毛帯は触圧覚の2次ニューロン、脊髄前側索は外側脊髄視床路、脊髄背側索は後脊髄小脳路である。)  (第27回 問題145) 問題233 下行性抑制系が末梢からの痛覚情報を遮断する部位はどれか。  1.中脳水道周囲灰白質  2.延髄大縫線核  3.脊髄後角  4.後根神経節  (解答3)  (第14回 問題150) 問題234 下行性痛覚抑制系において、脊髄後角で痛覚を遮断する物質として最も適切なのはどれか。  1.ドパミン  2.グルタミン酸  3.ロイコトリエン  4.ノルアドレナリン  (解答4)  (解説:脊髄後角で痛覚を遮断するのはノルアドレナリンやセロトニンである。グルタミン酸は刺激する方向に働く。)  (第27回 問題148) 問題235 鎮痛機構における下行性抑制に関与しないのはどれか。  1.ノルアドレナリン  2.ナロキゾン  3.セロトニン  4.β-エンドルフィン  (解答2)  (第11回 問題146) 問題236 鍼鎮痛の発現に関与する物質はどれか。  1.セロトニン  2.アセチルコリン  3.メラトニン  4.トロポミオシン  (解答1)  (第23回 問題150) 問題237 下行性痛覚抑制系による鍼鎮痛の特徴について正しいのはどれか。  1.発現までに時間がかかる。  2.大脳皮質感覚野で起こる。  3.効果は刺激周囲に限られる。  4.刺激終了後すぐに消失する。  (解答 1)  (第24回 問題147) 問題238 下行性痛覚抑制系に関係するのはどれか。  1.海馬  2.脊髄背側索  3.内側毛帯  4.脊髄灰白質中間質  (解答2)  (第19回 問題149) 問題239 鍼鎮痛の発現に関与するβエンドルフィンを分泌する部位はどれか。  1.中心後回  2.視床  3.下垂体  4.脊髄後角  (解答3)  (第16回 問題150) 問題240 1Hzの鍼通電刺激で起こる鍼鎮痛の特徴について正しいのはどれか。  1.主にⅡ群線維が関与する。  2.効果の出現部位は施術部位と同じデルマトーム領域に限られる。  3.鍼通電終了と同時に鎮痛効果は消失する。  4.筋収縮が得られる刺激強度の方が効果が高い。  (解答4)  (解説 筋収縮が見られるようになると、筋ポンプによる筋血流の促進により痛みの原因となる代謝産物などが除去されるため。)  (第25回 問題150) 問題241 鍼刺激局所の血流増加が筋肉痛を改善するのはどれか。  1.軸索反射  2.下行性抑制系  3.広範囲侵害抑制性調節  4.Ib抑制  (解答1)  (第15回 問題148) 問題242 鍼刺激による筋血流増加に関与しないのはどれか。  1.ポリモーダル受容器  2.α受容体  3.CGRP  4.一酸化窒素(NO)  (解答2)  (第27回 問題146) 問題243 摩擦鍼による発赤反応に関与するのはどれか。  1.ACTH  2.CGRP  3.ノルアドレナリン  4.ドパミン  (解答2)  (第16回 問題149) 問題244 刺鍼により起こる軸索反射について正しいのはどれか。  1.内因性オピオイドが関与する。  2.反射中枢は脊髄にある。  3.血漿が漏出する。  4.Aβ線維の興奮によって起こる。  (解答3)  (第22回 問題149) 問題245 刺鍼局所に起こるフレアー現象に関与する反射はどれか。  1.体性-内臓反射  2.軸索反射  3.深部反射  4.病的反射  (解答2)  (第18回 問題150) 問題246 鍼刺激を行った際に細径感覚神経線維が興奮したことを示すのはどれか。  1.アロディニアの発現  2.刺入抵抗感の減少  3.しびれるような響き感覚の発生  4.フレアの出現  (解答4)  (第26回 問題145) 問題247 刺鍼時のフレア形成に関与するのはどれか。  1.脊髄後角でのガンマアミノ酪酸(GABA)放出  2.交感神経節後線維の興奮  3.軸索反射によるCGRP放出  4.視床腹側基底核群の興奮  (解答3)  (第28回 問題148)  第7章 関連学説 問題248 交感神経-アドレナリン系を中心として説明したのはどれか。  1.サイバネティックス  2.緊急反応  3.過剰刺激症候群  4.汎適応症候群  (解答2)  (第10回 問題150) 問題249 サイバネティックスの学説で提唱されたのはどれか。  1.ホメオスターシス  2.フィードバック  3.生体の全機性  4.脳幹網様体賦活系  (解答2)  (第6回 問題150) 問題250 サイバネティックスと関連するのはどれか。  1.条件づけ  2.フィードバック機構  3.緊急反応  4.交絡抵抗  (解答2)  (第20回 問題150) 問題251 ストレス学説における生体反応として関係のないのはどれか。  1.副腎皮質の肥大  2.脾臓の肥大  3.胸腺の萎縮  4.十二指腸の潰瘍  (解答2)  (第3回 問題142) 問題252 ストレス学説で、交絡感作期ともいわれるのはどれか。  1.警告反応期のショック期  2.警告反応期の抗ショック期  3.抵抗期  4.疲憊期  (解答3)  (第4回 問題150) 問題253 ストレス学説で交絡抵抗が現れる時期はどれか。  1.ショック期  2.抗ショック期  3.抵抗期  4.疲憊期  (解答2)  (第9回 問題150) 問題254 ストレス学説で交絡抵抗が現れる時期はどれか。  1.ショック期  2.抗ショック期  3.抵抗期  4.疲憊期  (解答2)  (第19回 問題150) 問題255 ストレス学説において初めに加えられたストレッサーに対してのみ有効な抵抗を現す時期はどれか。  1.ショック相  2.反ショック相  3.交絡感作期  4.疲憊期  (解答 3)  (第24回 問題150) 問題256 レイリー現象の特性で誤っているのはどれか。  1.刺激を受けた場所から遠く離れた臓器にも障害が起こる。  2.過剰刺激によってあらわれる障害には個体差がない。  3.過剰刺激はいかなる種類の刺激でも障害が起こる。  4.交感神経系に加えられた過剰刺激によって血管運動性の障害が起こる。  (解答2)  (第1回 問題149) 問題257 レイリー現象について正しいのはどれか。  1.血管運動性の障害である。  2.病変には個体差がない。  3.刺激の種類に関係する。  4.障害は限局する。  (解答1)  (第11回 問題150) 問題258 圧発汗反射の圧迫側の反応で、正しいのはどれか。  1.発汗の減少  2.皮膚温の上昇  3.痛覚閾値の低下  4.鼻粘膜毛細血管の収縮  (解答1)  (第4回 問題148) 問題259 圧発汗反射の学説で圧迫側に起こる反応として正しい組合せはどれか。  1.発汗 ーー 増加  2.腋窩温 ーー 低下  3.血圧 ーー 上昇  4.鼻粘膜毛細血管 ーー 収縮  (解答2)  (第8回 問題150) 問題260 ゲートコントロール説で正しいのはどれか。  1.脊髄における鎮痛機序の学説  2.脳内モルヒネ様物質の学説  3.過剰刺激と自律神経との学説  4.発痛促進物質の学説  (解答1)  (第6回 問題148) 問題261 鍼麻酔の特徴として適切でない記述はどれか。  1.鎮痛効果に個体差がある。  2.患者の意識がある。  3.筋は弛緩する。  4.鎮痛の発現に時間がかかる。  (解答3)  (第18回 問題148) 問題262 鍼麻酔について誤っている記述はどれか。  1.筋収縮が得られる刺激で発現する。  2.細径繊維が関与する。  3.意識レベルが低下する。  4.効果発現までに誘導時間が必要である。  (解答3)  (第13回 問題149) 問題263 鍼麻酔の特徴について正しい記述はどれか。  1.患者の意識は保たれる。  2.鍼刺激開始直後から鎮痛効果が発現する。  3.Aβ線維が関与する。  4.鍼刺激終了直後に鎮痛効果が消失する。  (解答1)  (第19回 問題148) 問題264 鍼麻酔の鎮痛機構に関与する主な部位はどれか。  1.赤核  2.中脳水道周囲灰白質  3.尾状核  4.歯状核  (解答2)  (第4回 問題146) 問題265 痛覚を抑制する生体機構でないのはどれか。  1.オピオイドの産生  2.脊髄膠様質細胞(SG細胞)  3.下行性抑制系  4.レニン・アンジオテンシン系  (解答4)  (第7回 問題150) 問題266 エンケファリンの構成成分はどれか。  1.不飽和脂肪酸  2.アミノ酸  3.リン脂質  4.グルコース  (解答2)  (第12回 問題149) 問題267 鎮痛に関与する内因性オピオイドはどれか。  1.ノルアドレナリン  2.ヒスタミン  3.エンケファリン  4.プロスタグランジン  (解答3)  (第5回 問題148) 問題268 内因性オピオイドはどれか。  1.ニューロトロフィン  2.GABA(ガンマアミノ酪酸)  3.ダイノルフィン  4.ドパミン  (解答3)  (第22回 問題148) 問題269 内因性オピオイドによる鎮痛効果の特徴で正しいのはどれか。  1.下行性抑制系の賦活  2.発痛物質の生成抑制  3.ナロキソンによる効果の増強  4.脊髄後角での疼痛閾値の低下  (解答1)  (第10回 問題147) 問題270 鍼鎮痛に関与しないのはどれか。  1.オピエート受容体  2.ポリモーダル受容器  3.カルシトニン  4.エンドルフィン  (解答3)  (第10回 問題149) 問題271 エンドルフィンの拮抗物質はどれか。  1.セロトニン  2.ドーパミン  3.アセチルコリン  4.ナロキソン  (解答4)  (第3回 問題141) 問題272 内因性鎮痛物質が作用する受容体はどれか。  1.ムスカリン様受容体  2.オピオイド受容体  3.ニコチン様受容体  4.ノルアドレナリン受容体  (解答2)  (第7回 問題148) 問題273 内因性オピオイドの効果を特異的に消失させる物質はどれか。  1.セロトニン  2.ブラジキニン  3.ナロキソン  4.ヒスタミン  (解答3)  (第8回 問題147) 問題274 内因性オピオイドが関与するのはどれか。  1.ナトリウムポンプ  2.TCAサイクル  3.レニン・アンジオテンシン系  4.下行性抑制系  (解答4)  (第9回 問題149) 問題275 内因性オピオイドが主に関与するのはどれか。  1.ナトリウムポンプ  2.下行性抑制系  3.TCAサイクル  4.レニン・アンジオテンシン系  (解答2)  (第20回 問題149) 問題276 内因性発痛物質でないのはどれか。  1.ブラジキニン  2.サプスタンスP  3.セロトニン  4.ドパミン  (解答4)  (第5回 問題149) 問題277 内因性発痛物質でないのはどれか。  1.アセチルコリン  2.水素イオン  3.ブラジキニン  4.カリウムイオン  (解答1)  (第11回 問題147) 問題278 内因性発痛物質でないのはどれか。  1.水素イオン  2.セロトニン  3.ヒスタミン  4.エンケファリン  (解答4)  (第13回 問題148) 問題279 血管収縮作用をもつ物質はどれか。  1.ヒスタミン  2.ブラジキニン  3.アデノシン  4.セロトニン  (解答4)  (第7回 問題149) 問題280 正しい組合せはどれか。  1.サイバネティックス ーー フィードバック  2.ゲートコントロール ーー 筋性防御  3.ホメオスターシス ーー 条件反射  4.レイリー現象 ーー 交絡感作  (解答1)  (第5回 問題150)